新狭山ハイツ・ブランディングプロジェクトについて

 ”うちの団地は古いから…”

”こんな郊外じゃ誰も買わないよね…”

新狭山ハイツに限らず、こんな風にあきらめている団地住人は少なくないのでは?

 

大規模修繕などの建物管理やコミュニティ活動をがんばっていても、

そのことを部屋探しをしている人たちは誰も知りません。

「新狭山ハイツ」という存在すら知らないひとも多いかもしれません。

 

これまで外に向けて情報を発信することがなかったですから当然です。

たくさんの中古の戸建てやマンションがあふれている世の中で、

新狭山ハイツを選んでもらうためにできることはひとつ、

自分たちで、新狭山ハイツとその暮らしの魅力を知ってもらう努力をすることです。

 

そのために「新狭山ハイツ・ブランディングプロジェクト(SBP)」は生まれました。

 

※SBPは、新狭山ハイツで主に活動する「NPO法人グリーンオフィスさやま(愛称:NPOじおす)」のチームです。

 NPOじおすの情報は、ホームページをご覧ください。

 


SBPの取り組み

SBPでは、

・新狭山ハイツの暮らしの魅力 ”里”と”DIY” を知ってもらえる機会を作り、ファンを増やすこと

・新狭山ハイツで空いたままになっている部屋を活用して、移住につなげること

 

まずこのふたつに取り組んでいきます。

そうして、新狭山ハイツの暮らしに魅力を感じる人を増やし、この先もハイツを住み継いでいきたい、そんな風に考えています。

 

取り組んでいるプロジェクト

おたがいさま里食堂

DIY・工房

リノベーションモデルルーム



新狭山ハイツのDIYストーリー

1970年代に入居が始まった新狭山ハイツ。

当時からいろいろなことを住人の手で実践してきました。

 

まずは、ハイツ内の緑を増やす活動。

造成された土地だったので、当初は緑があんまりありませんでした。

”周りは緑がいっぱいなのに、自分たちのところにはないね…”

ということで、自分たちの緑を増やそうという活動が始まりました。

5年計画で緑を増やし、その緑を「緑化推進本部」という住人の集まりが

今も管理しているおかげで、新狭山ハイツの豊かな自然が楽しめています。

 

新狭山ハイツの四季はフォトギャラリーでお楽しみください。

次は、まるた小屋。

入居開始から14,15年。

その頃、ハイツ内だけで子どもたちは数百人もいたそうです。

 

”子どものための図書館が欲しい”

というお母さんたちの声が挙がるのも自然な流れでした。

当時は廃バスを図書館として活用する事例がありましたが、

お父さんたちからは

”そんな維持に手の掛かるバスより、小屋を作っちゃえよ” という声が。

じゃあ、自分たちで作っちゃおう、ということで、まるた小屋の建設が始まりました。

  

 

設計は建築士の住人が担い、施工は大工の住人中心にお父さんたちが担っての作業です。

床張りは相当楽しかったらしく、作業の取り合いだったそう。

まるた小屋の材料には、木の電柱を再利用したものを使っているところも当時を思い起こさせます。

実際に見てみると、よくこんなの建てたなあ、と驚くと思いますよ。

 

そして、わくわく自然園。

まるた小屋の建設から10年後、

団地の調整池に餌を探しに来ている水鳥を見て、

”水辺がないのはかわいそうだ” という一言で始まったプロジェクト。

 

調整池の一画でコンクリートの平板を剥がし、

穴を掘って防水し、人工の池を作ってしまいました。

その池の周りには草木を植えて、ビオトープを作ってしまいました。

重機をかりた作業もありますが、これも住人の手づくりです。

 

※調整池とは…大雨が降ったときに雨水を溜めるようにできている場所で、

       コンクリートの平板が敷き詰められています。

 

 

こんな風に入居開始当初から、なにかと自分たちの手で作ってきた新狭山ハイツの住人たち。

そこにはまさに DIY(Do It Yourself)の気質があります。

なければ作る、自分たちで作る。

そんなDIY気質を持った人たちが、なぜか新狭山ハイツに集まったのか、

新狭山ハイツに暮らしていると、DIYに目覚めるようになるのか、

どちらが先かはわかりませんが、DIYな人たちが多いのはまぎれもない事実です。

 

これからも、新狭山ハイツではいろんなものをDIYしていくでしょう。

なんかおもしろそう、と思ったあなた、ぜひ一緒にDIYしていきましょう。

 


お問い合わせ

新狭山ハイツ・ブランディングプロジェクトやそれぞれの取り組みへのご質問、

取材や視察などのお申込み、メッセージ等、お気軽にお送りください。

下記フォームからの送信、または、下記連絡先までお願いします。

 

 

SBP担当 山本 誠

Email  :  danchi.happy@gmail.com

Mobile :  080-3732-1341 

 

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