2015年の冬に始まった『狭山おたがいさま里食堂』は、

ちょい郊外の狭山ならではのまち食です。

 

畑に行ってみんなで収穫、みんなで料理して、みんなで食べる。

メニューはその日の収穫次第。

そんなざっくりとした集まりです。

 

料理ができなくても大丈夫。

自分にできることをやるのがおたがいさま流。

誰でも参加できますので、気楽に来てみてください。

 

おたがいさま里食堂の概要


おたがいさま里食堂は、不定期開催。ほぼ1か月に1回(土曜日か日曜日)の開催です。

集合は、新狭山ハイツの集会所(住所:狭山市青柳63)に15時(14時の場合もあり)です。

片付けが終わるのは、だいたい19~20時ごろ。

参加の費用は、その日にかかった費用を大人の人数で割り勘します。いつも700~800円で、野菜のおみやげ付き。子どもはもちろん無料です。

 

開催日の告知は、

FBページ(https://www.facebook.com/satoshoku/)でイベントページを作って告知していますので、お見逃しなく!


里食堂への参加申し込みや、里食堂へのご質問、

取材や視察などのお問い合わせは、”お問い合わせ”ページ、

または、下記の連絡先まで。

里食堂のFBページへのメッセージでもOKです。

お気軽にお問い合わせください。

 

里食堂担当 山本 誠

Email  :  danchi.happy@gmail.com

Mobile :  080-3732-1341 

 



里食堂の一日

1.集合・畑へ出発

集合場所は、新狭山ハイツの集会所(管理棟)前。車で来る場合は、集会所横の駐車場に停めてもらえます。初めての人は迷うことが多いので、わからなくなったらお電話ください。

みんなが揃ったら(遅れる人はあとから合流です)、いざ畑へ。畑までは、5~10分ほどの散歩です。

2.途中で寄り道も

 春先には、新狭山ハイツのビオトープ「わくわく自然園」に寄り道も。野草を取ったり、オタマジャクシを捕まえたり。

3.畑で収穫

畑に着いたら、収穫です。何が収穫できるかは、畑に行ってみてのお楽しみ。この後どんな料理を作るかを考えつつ、きっと食べきれないだろうと思う量の野菜を収穫していきます。



4.集会所でメニュー決め

今日の収穫を見ながら、何を作るか、みんなで相談。その日集まった人たちの知識と経験と好みでその日のメニューが決まっていきます。初めてのメニューに出会えるのも楽しみのひとつ。黒板にメニュー(といろんなイラスト)を書いてくれるのは、子どもたちです。

5.料理したり、遊んだり

料理をする人もいれば、片付けをする人もいて、子どもたちはお手伝いしたり遊んだり、それを見ている大人もいる。それぞれができることをやっていくのが、おたがいさまです。

6.みんなでいただきます

ごはんができたら、みんなで「いただきます!」ほとんど野菜ばかりのメニューですが、あんまり野菜を食べない子どもも、ここだと不思議と食べるそうです。

食べ終わったら、みんなで片付けして、使い切れなかった野菜たちをおみやげにして、また今度~、で里食堂の一日が終わります。



これまでの里食堂

2015,2016年の里食堂はこちら


2017年の里食堂はこちら


2018年の里食堂


第17回~2018年2月17日

実は…2日前には”中止”二文字もちらついていた今回の里食堂、

みなさんのやさしさで人も集まり、おかげさまでにぎやかに開催できました~。

 

冬の畑では、もうほんとに最後の茎ブロッコリーを採り尽くし、

ベビーキャロットもほうれんそうもコカブも根こそぎ抜いてもらいました。

全部採っていい、っていうのに子どもたちは燃えるようです。

 

葉っぱを埋めるための穴に入るっていう遊びや、

ものすごい突風が吹くたびに、ギャーって叫ぶっていう新しい遊び(?)もしながら、

子どもたちも楽しんでくれたようです。

 

今回のメニューは、

・かぶのみそしる

・ゆでブロッコリー

・大根もち(すった人じんを入れる)

・ほうれんそうのツナマヨあえ

・チヂミ

・野さいのいためもの

けっこう盛りだくさんです。

 

根っこを切ったり、いらない葉っぱを取ったり、

洗ったり、すったり、

みなさんそれぞれがんばってくれて、おいしいごはんができました。

 

畑はこれから、春にむけて土づくりと種まきが始まります。

見た目にはちょっとさみしいけど、土の下ではじゃがいもとかがんばって育ってくれているはずです。

 

 



第18回~2018年4月29日

久しぶりの開催だったからなのか、

GWだったからなのか、

今回の里食堂は37人という超満員でした。

 

この時期の畑は、夏野菜の小さな苗や小さな芽が出始めたばかり。

畑の収穫はあまりないので、まずはハイツのわくわく自然園へ。

ここにはハイツの人たちが石板をはがして作った人工の池(ビオトープ)があります。

池には、後ろ足が出てきたおたまじゃくしがたくさん。

はじめておたまじゃくしを見た子もいたようで、まさにわくわくな様子でした。

 

池のまわりには、ふきがわさわさ生えてるので、太いのを探して採っていきます。

慣れてきたら勢いに乗ってたくさん採ってしまいました。

このあとに大変な作業が待っているとも知らずに…。

 

わくわく自然園でひとしきり遊んだら、帰ってごはん作りです。

今回の収穫は、

大量のふきと、

畑で採ってあった、ニラ、スナップエンドウ、きぬさや、

酒のつまみになりそうな、ノビルやウドなんかもありました。

掘ったタケノコももらったし、アク抜き終わったタケノコも買ってありました。

春ですね。

 

メニューが決まったら、まずはふきの下準備。

初めてちゃんと見ました(いつもながら見てるだけですみません…)が、これは大変。

洗って、塩でごりごりして、茹でて、筋とって、

それでやっと、煮たり、炒めたりできるようになるんですね。

スーパーで売られてるふきの煮物の裏側には、こんな努力が隠れていたとは…。

今度から見る目が変わります。

ごはんを作る大変さを知るっていうのは、かなり食育になりますね。

 

そんな大変な下準備ですが、子どもたちも手伝って、たくさんで楽しそうにやってくれてたのがいい雰囲気。

みんなでやれば、楽しさ2倍、つらさは半分ですよ。

たまねぎの皮をむいたり、野菜を切ったり、子どもたちがいろいろ手伝うようになってることに成長を感じます。

そうは言っても、子どものメインは遊ぶこと。

18人子どもが集まったら、それはそれは大変な騒ぎです。

ずっと遊びに付き合ってくれた大人のみなさん、お疲れさまでした。

 

できあがったごはん、春のメニューが並びました。

たけのこごはん、やっぱりいいですね。

子どもにも人気だった、ふきとひき肉の炒め煮。

スナップエンドウもやはり人気でした。

きぬさやの炒め物、ニラたまもおいしかったです。

ふきの葉っぱの炒め物は、がつんと来るおとなの味。ごはんに合いました。

ウドの酢味噌和え、ノビルもおとなの味でしたね。お酒がすすむくんです。

 

今回は、いつものテーブルに、もう一列追加。

こんなに入ったのは初めてです。

この人数でもいけるんだー、というのがわかりました。



第19回~2018年6月2日

今回の里食堂、すごい量の収穫でした。

じゃがいもに始まり、

たまねぎ、だいこん、カブ、

キャベツをもらい、レタスとラディッシュも追加して。

新鮮で豪華な食材がそろいました。

 

もうちょっと小出しにした方がいいんじゃないですか...って思ったけれど、

次回は次回でトマトとかナスとか出てくるから大丈夫ですね。

収穫の季節到来って感じです。

 

今回の野菜たちは、下ごしらえに前回(ふきとか...)ほど手間がかからないっていうことで、

さくさく料理が出来上がっていきます。

その間、子どもたちは、基地づくり、走り回って大はしゃぎ、たまに泣く。

 

今回のメニューは、

ポテトサラダ、フライドダイコン、

ラディッシュ・レタス・玉ねぎのサラダ、

いろんなのが入ったポトフ、キャベツと塩昆布、

カブのおひたし、だいこん葉の炒め物とおにぎり。

これだけ作って明るいうちに食べ始めるなんて快挙です。

 

片付けが終わって外に出たら、まだ西の空が明るい。

子育てしてる家庭には、このぐらいの時間がうれしいようで。

皆さん元気に帰っていきました。

毎回これぐらいに終われるといいのかな。

サマータイムで早く始めるのもありかもですね。



第20回~2018年7月7日

今回の里食堂は夏野菜。

じゃがいも山ほど掘って、きゅうりとナスとレタスも採って、大人気のトマトももちろん。

極めつけは、こどもの頭より大きなスイカ!

トウモロコシと枝豆ももらって、持って帰るのもひと苦労な重さになりました。

 

大量のじゃがいもは、「基本のポテサラ」と、

千切りじゃがいもを敷き詰めてギューッとして焼いた「じゃがいものガレット」に。

チーズとベーコンが入って、ものすごくおいしい一品でした。

トマトはいつもそのまま洗って食べることが多いので、

今回は火を入れようということで、

「トマトとバジルの卵とじ」と、「トマトと卵のスープ」に。

トウモロコシも、いつもの茹でて食べるっていうのじゃない食べ方で、ごはんと一緒に炊いた「トウモロコシごはん」。

炊きあがりの甘い香りがたまりません。

「レタスとトマトのサラダ」「ナスとシシトウの煮びたし」

「きゅうりの塩もみ」「塩ゆで枝豆」など定番メニューも忘れずに。

デザートにはスイカを。

どれもおいしくて、踊りだすこどもも。

 

昨日はほんとに涼しくて、こどもの活動量も半端ない。

いつもの半分の人数とは思えないはしゃぎっぷりでした。



第21回~2018年8月18日

真夏恒例、8月の里食堂は流しそうめんです。

朝からあつまった人たちで、竹を割ってレーンづくりをしたり、

竹のランプシェード作ったり、

竹でマイ器とマイお箸を作ったり、

竹馬に挑戦してみたり。

 

流れてくるのは、そうめんでもトマトでもミカンでもOK。

何でもよく食べます。

そしてひとしきり食べると、今度は流したくなるようです。

なんでもやってみたい子どもたちでした。

 



第22回~2018年10月14日

午前中の雨も止み、さわやかなお天気になった里食堂。

今回のメインは、長芋!

けっこう土深くまで伸びてるいもを掘りあげた時の感動。

めっちゃいい笑顔してました。

 

続いて、落花生。

おとなだって、落花生のでき方って知りません。

豆だから、ぷらぷらぶら下がってると思いますよ、普通は。

でも、土の中なんですよね、この豆たちは。

収穫はむしろ芋掘りに近いですね。

 

最初は小さくてそんなに採れないなあ、なんて思っていたら、

掘り進めるうちに、どんどん出てきます。

子どもたちがせっせと掘り集めてくれた落花生はでっかいざる一杯になりました。

 

里芋もちょっと試しに掘ってみたけど、やっぱりまだ早かったですね。

もう少し待ってみます。

他にも、シーズン最後のシシトウとかゴーヤとか、

まだまだいけそうな空心菜を収穫して、集会所のキッチンへ。

 

大学生が子どもたちの遊び相手をしてくれてる間に、おとなたちがんばりました。

今回のメニューは、

・ゆでピーナッツ

・とん汁

・里芋の親芋と人参のきんぴら

・じゃがいも炒め

・ゴーヤとツナのサラダ

・空心菜とニラの炒め物

・とろろ

・長芋をわさび醤油で

・とろろを使った豚玉

相変わらずたくさんのおかずが並びましたね。

 

今回は収穫するものがないかも…なんて思ってましたが、

ふたを開ければ盛りだくさんでちょっと変わり種の収穫でした。

 



第23回~2018年11月17日

小春日和の里食堂。

いいお天気だからうれしかったのか、こどもたちはやたら元気でした。

畑への行きも帰りも、かけっこです。

普段走っていないおじさんには堪えましたね…。

 

畑では、

里芋掘って、大根抜いて、

カブも抜いて、菊摘んで、

ほうれん草と水菜も忘れずに。

それに、おいも劇場で掘った巨大なさつまいもと

にんじん、はやとうり、春菊、小松菜、

柿にキクイモまでもらって、すごいことになってました。

 

その収穫をみんなの知恵と経験と好みで料理。

さつまいもごはん、

大根葉のふりかけ、

里芋の煮っころがし、

里芋とツナのサラダ

小松菜と豚肉の炒め物、

具だくさんの味噌汁、

人参スティック、

はやとうりとカブの塩もみ、

柿の酢の物、

フライド大根、

さつまいもの天ぷら、

春菊と人参の葉っぱのかき揚げ、

生春菊とさけるチーズのサラダ、

ほうれん草のおひたし。

 

あらためて書き出すと、すごい数のおかずですね。

はじめて味わう料理に出会えるのも、また里食堂のたのしみです。

今回の初体験は、柿の酢の物と、生春菊とさけるチーズのサラダ。

柿は生しか食べたことないし、春菊は鍋に入ってるもんだという常識をひっくり返されました。

 

今回はポップコーン屋台も登場。

こどもたちは落ち着く暇なく、最初から最後まではしゃぎ倒してました。

 



第24回~2019年1月13日

「13日は大雪」

1週間前までそんな天気予報だったにもかかわらず、

今回もおたがいさま里食堂はいいお天気。

最近にしては暖かい一日になりました。

日頃の行いですね。

 

そんな今回の収穫は、

茎ブロッコリーにはじまり、

意外な人気のニンジン、

巨大な大根、カブ、レタス、

さといも、白菜、そして、ゆず。

さらに、他の畑からキャベツとチンゲンサイとネギも頂き、

参加者のMさんからは、なんとおやつのバナナひと箱(50本ぐらい!)も頂くという、

冬らしく大量の収穫となりました。

 

これだけ素材があると、つくる料理も盛りだくさん。

狭山台にある小規模保育『よつばのおうち』の園長先生たちが自家製みそを持ってきてくれたので、

まずは、野菜なんでもみそ汁、

大根レシピの鉄板、フライドダイコン、

里芋コロッケに続く感動の親芋レシピ、さといもフライ、

野菜なんでもサラダ、バナナ入り、

かぶの浅漬け、

やみつきキャベツ、

白菜とかぶと鶏肉の旨煮、

チンゲンサイとおあげさんの炒め物

自家製みその焼きおにぎり、

焼きネギみそ添え、

3つ口コンロなのに、よくこれだけできるなあと毎回感心してます。

 

里食堂では、へえーっていうレシピに出会うのが密かな楽しみなんですが、

今回のへえーは、さといもフライ。

さといもをすりおろして、片栗粉を混ぜて、揚げる。

そして、塩をふって食べる。

これは美味しい。

コツがなさそうなのがまたいい。

男性でもつくれる。(ひとりでも揚げ物をやるかという問題は置いておいて)

そして、里芋の親芋を使えるのがまたいい。

これは今年の11月まで覚えておかないと。

 

そして、自家製のみそ、っていうのにもちょっと興味をそそられた今回の里食堂でした。

 

 



第25回~2019年2月9日

今回の里食堂、前日までの天気予報とはうって変わって、超快晴でした~。

とは、いかなかったですが、心配していた雪もさらっと降っただけで、無事に開催できました!

今季最強の寒波も、里食堂には味方してくれたようです。

 

そんな今回の畑では、この冬最後の茎ブロッコリーに始まり、

キャベツ、カブ、里芋、にんじん、大根、白菜、と、

前回と同じく冬野菜を片っ端からいただきました。

 

子どもたちの一番人気は、大根!

背丈ほどもある巨大な大根に大興奮です。

ぐいぐいやって、ずぼっと抜く。

それがいいようですね。

 

畑から帰ってきたら、さっそくメニュー決め。

今日は人数少な目なので、品数少なくなるかと思いきや、全部で8品も。

・だいこんとにんじんスティックとスティックセニョールのみそマヨディップ

・だいこんのポタージュ

・さといもフリッター

・はくさいとツナとカブのクリーム煮

・キャベツの塩昆布もみ

・鶏もものからあげ

・コーン焼き

・にんじんの葉っぱのふりかけ

 

いつもはぶらぶらしてるのが仕事の私も、

今回はがんばって料理のお手伝いさせてもらいました。

なんたって、おたがいさまですから。

ということで、料理風景の写真は少なめです。

子どもたちは、生のにんじんをボリボリかじって遊んでましたよ。

そんなににんじん好きだったのか、とびっくりです。

 

さらに好評だったのが、だいこんのポタージュ。

ほとんどの人が、はじめて食べるだいこん料理です。

まったくだいこんぽくなく、ぐいぐい飲めます。

 

前回ここで学んだメニュー、さといもフリッターにも挑戦。

こんなだったっけ?って言いながら、適当な感じで作ってみました。

こうやってレパートリーが増えていくのも楽しいものです。