新狭山ハイツのリノベーションモデルルーム

”リノベーション”という言葉は世間では浸透してきたものの、

いざ自分の部屋のこととなると、イメージがわきにくいのが現実です。

ハイツもまさにその通り。

ハイツの部屋は古いからダメ…なんてあきらめている人も少なくありません。

 

自分が住んでる部屋や、空き部屋として持っている部屋が、

リノベーションでどんな風に変わるのか、

実際に見て、感じてもらうための部屋を作りました。

しかも、費用を50万円に抑えることを目標に、

DIYで施工できる材料を選んで、自分たちで仕上げにも挑戦。

 

築40年以上経った部屋もリノベーションで生まれ変われる。

ハイツの部屋が持っている可能性を確かめに来てください。

 


モデルルームプロジェクト~リノベワークショップ

1日目~壁塗り

ハイツのモデルルームを作っていくワークショップ。

1日目の昨日は、カベ塗りです。

・EZ珪藻土(粉に水を混ぜて練る塗り壁材)

・ひとりで塗れるもん(練り済の塗り壁材)

・水性塗料

の3種類を使いこなしていただきます。

 

まずは、EZ珪藻土に水を足して練るところから。

ドリルに攪拌棒付けるだけで、大興奮。

初めての時ってすべてが新鮮です。

 

女性3人集まると、食べ物に例えるのがわかりやすいようで、

”EZ珪藻土”は、食物繊維たっぷりのおいもだったり、

”ひとりで塗れるもん”は、生クリームだったり。

塗るときも、ケーキにクリーム塗る感じとか。

たしかにその通りかも。

 

そんなことを言っていても、塗り始めるとみなさん必死です。

コテの進行方向を少し浮かして、とか、

薄くなりすぎないように力加減を調節して、とか言いますが、

習うより慣れろです。やってみるのが一番。

やりながら感覚をつかんでいくのが近道かと思います。

2時間もすれば、隅の塗り方とかも、自分なりにコツをつかんでできるようになりますね。

 

”ひとりで塗れるもん”が製品の個体差なのか乾きやすくて、

ちょっと塗りづらかったかもしれません。

なので、”EZ珪藻土”が塗りやすいー、と評判でした。

玄関まわりを”EZ珪藻土”の厚塗りをしてもらい、立体感が半端ないです。

きっと、調湿、消臭の効果もバッチリなはず。

リビングの壁一面は、緑とグレーの水性塗料を良い感じで混ぜて作ったオリジナル。

いい色になりました。


2日目~壁塗り

ハイツモデルルームのリノベワークショップ。

2日目も引き続き壁塗りです。

 

壁塗り2日目となる参加者さんは、すでに慣れた様子で塗っていきます。

確実に前回よりも上手になってますね。

細かいところにこだわる余裕も出てきたりして。

慣れってすごいですね。

 

難なくキッチンと玄関の壁塗りが完了しました。

 

 

この日は、初めての参加者がふたり。

親子での参加です。

自分たちが住む部屋(ハイツに入居予定!)もDIYでつくりたい、ということでその練習に来てくれました。

初めてで短い時間でしたが、ほんと上手く塗り切ってました。

将来有望な職人女子です。

 


3日目~床フロアタイル貼り

ハイツモデルルームのリノベワークショップ。

壁と天井塗りが終わったので、3日目は床貼りです。

 

使うのは、フロアタイルという材料。

2,3mmの厚さで、カッターでカット出来て、

裏紙をはがせばすぐに貼りつけられる便利な材料です。

それでいて、安い。(6畳分で15000円程度)

樹脂なので濡れても平気です。

掃除がとっても楽なので、水回りの床には最適ですね。

 

 

しかも、まるで本物の木みたいな模様が入っていて、

ぱっと見わかりません。

「さすが日本の技術はすごいですねー」

って言ってたら、中国製でしたが…。

 

さて、すこし貼り方を説明したら、実際に参加者に貼っていってもらいます。

まずは元のクッションフロアを剥がして。

貼るときに大変なのは、最初と最後だけです。

建具の枠や柱など、部屋の凸凹に合わせてカットするのが結構手間です。

でも、それ以外は基本的には貼っていくだけ。

部屋は真四角ではなくて、壁は平らではない、ということだけ気をつければ、あとは超簡単な作業です。

半日で、キッチンと玄関の床がおしゃれになりました。

 


4日目~キッチンリメイク

ハイツモデルルームのリノベワークショップ。

4日目はキッチンリメイクです。

 

吊戸棚はオープンにして枠をつけて。

タイルの壁は色を塗って。

シンクまわりは水栓のハンドルを交換して、ペイントして。

作業台をDIYして。

というメニュー。

 

今回は総勢9名での作業となりました。

キッチンをリメイクするって、関心が高いんですねー。

小さい子どもも助っ人に登場。

人生初のぬりぬり、楽しんでもらえたかなあ。

扇風機は気に入ってもらえたようでした。

 

今回は、木を加工する作業が多かったですね。

吊戸棚の枠の材料をカットして取り付けたり、

作業台のDIYでは、ダボで継ぐという加工をしたり、

扉の面材をカットして、ピン釘で留めたり。

 

ペイント以外にも、ほぼ皆さん初めての作業なのに、

じゃあやってください、ってぶん投げてゴメンナサイ…。

でも、ちゃんとできてたのでOKですよね。

人間、やる状況に追い込まれると、できてしまうものですね。

 

今回のキッチンリメイク、大掛かりなことは何もなくて、手軽なことばかりでした。

予算があったら、撤去して新規でキッチン造作!とかやっちゃうんですが、

お金をかけずにどんなふうに変わるのかを楽しんでみました。

 

吊戸棚のオープン化と枠の追加はなかなかいいアイデアでしたね。

吊り戸の内側の色を4色にして遊んでみました。

左から春夏秋冬っぽくなってます。

 

キッチン扉にはこげ茶を使って、ちょっと大人な雰囲気に。

元のピンク色タイルは上から白の水性塗料を塗ってみました。

作業台は24mmの杉無垢ボードを加工して制作。

材料費5000円ぐらいでよくできました。

シンク下の扉の中を塗ると、すごくリフレッシュしますね。

 

参加してくれた皆さん、暑い中での作業お疲れさまでした!

 


こうして、壁塗り・床貼り・キッチンリメイクと、DIYの部屋づくりを体験してもらいながらモデルルームは完成しました。


新狭山ハイツのリノベーション、空き部屋に関するご相談

完成したモデルルームでは、ほぼ月1回、オープンハウスとリノベーションの相談会を開催しています。

開催日は階段掲示でお知らせしていますが、開催日以外でもご連絡いただければご案内・ご相談をお受けしています。

 

新狭山ハイツに住んでいる方、空き部屋を持っている方、これから部屋を買ったり・借りたりをご検討中の方、

部屋に関することはもちろん、ハイツに関するいろんなことをご相談ください。

ご連絡は、『お問い合わせ』のフォームからどうぞ!


本モデルルームプロジェクトは、一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団

2017年度「住まいとコミュニティづくり活動助成」の支援を受けて取り組みました。